他の馬との違いを見分ける
同じく惨敗続きの馬の中で、急に激走するタイプには、今までとは違うタイプのレースに使ってくる場合、というケースがあります。
競馬には、芝の上を走るレースと砂の上を走る「ダートレース」の2種類があります。芝のレースは馬の足にかかる負担が大きいのが特徴です。能力はあるけれど、馬の足元不安がある場合は、ダートレースを中心に使われます。
そして、馬には「芝適正」「ダート適正」というものがあり、ダートレースでは結果が出せなくても、芝のレースではトップクラスで走れる馬がいます。
このような馬が、たとえば足元が弱いため、これまではダートレースで惨敗を繰り返してきたけれども、その足元が良くなったために、芝のレースに初めて出てきて馬券に絡んでくる。これも万馬券になるひとつのパターンです。
この万馬券のサインは、厩舎のコメントに現れることがおおいです。「足元の不安がなくなったので、芝のレースを試してみる」といったコメントがあったら、馬券を買う価値は高くなります。
またもうひとつ、馬のレース適正として「距離適正」というものがあります。競馬のレースには、中央競馬でしたら最短で1000メート、最長で3600メートルのレースがあります。人間にたとえると、短距離走とマラソンの違いです。
短距離ランナー(馬)がいきなりマラソンで開花するといったことはありませんが、1800メートル前後のレースで結果を出せなかった馬が1200メートルに短縮されたレースで一変するということはあります。
厩舎のコメントで「能力がなかなかレースで発揮できないので、矛先を変えて距離を変えてみる」といった内容の発言が出てきたら要注意です。
距離適正と同様に、コース適性にも注目してください。競馬のレースの距離、コース形態は実にさまざまです。同じ1200メートルのダートレースでも、たとえば、京都で行なわれるレースであればスタート地点からゴールまですべてダートですが、中山で行なわれる同距離のレースの場合、スタート地点は芝になっています。芝が苦手な馬は、中山コースの場合、スタートで遅れてしまい、レースの後半でようやく追い上げるにとどまってしまいますが、京都のようなコースでは一変することもあります。