競馬で負けることにも勝利のカギは隠されている

惨敗続きの馬の読み解き方

競馬新聞やスポーツ新聞には、馬の過去5走ぐらいまでの成績が載っています。そこには、着順、着差(1着の馬とどれだけ離れていたか、もしくは、1着の馬が2着の馬とどれだけ差をつけていたか)、走破タイム、騎手名、馬体重などさまざまなデータがあります。

さらには、調教タイムや厩舎からのコメント、その新聞の見解、予想などもあります。

新聞を見慣れないうちは、どのデータを重視すればよいか迷ってしまうかと思いますが、ひと通り、どのデータが何を意味する数字かが分かってきたら、次は馬券を当てるためのデータの読み解き方を覚え始めましょう。

ポイントをいくつか解説します。

まず、絶対的に能力がない馬は、馬券の対象になりません。過去のレースでほとんど最後の着順で入線していている馬で、厩舎のコメントも「強調材料はない、無事にレースを終わってくれればいい」といった弱気のコメントしかない場合は、馬主が馬をレースに出すことで「出走手当て」をもらうことを目的に出走させているだけなので、「消し」にしましょう。

しかし、コメントに「上向いてきた」「調教を変えたら動きや気配が変わってきた」とあり、調教タイムがよくなっている馬の場合は、万馬券チャンスのサインかもしれません。

馬は臆病な動物です。そして、競馬は、馬の「逃走本能」を利用して行なわれています。

そのため、極端に臆病な馬は、レース前のゲートに入っただけでおびえて戦意喪失することもありますし、横に馬が来ただけで逃げてしまう馬もいます。こうした馬の中には、血統がよかったり、能力を秘めている馬もいます。

馬の臆病さをカバーするための装具に「ブリンカー」という、馬の視界を前方以外に遮るものがあります。これをつけたとたん、臆病が治まり、血統どおりの能力を発揮して、突然激走する馬が万馬券を演出します。

特に、ブリンカーをつけた馬の厩舎のコメントが「逃げる」と明言したときは、要注意です。集中して前だけを向いて走れば、スタートからゴールまで一人旅、といったレースは多々あります。

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